福井県立科学技術高等学校
DXハイスクール 令和7年度取組概要

デジタルものづくりで地域と協働し「即戦力技術者」を育成する

ものづくりコンテスト電気工事部門技術指導

電気工事工業組合青年部の皆様から、ものづくりの競技大会「ものづくりコンテスト電気工事部門」の技術指導を受けています。細かな作業工程を記録し、クラウド環境で情報共有を行っています。8月に開催される県大会で優勝を目指して頑張っています。

課題研究で「株式会社松浦機械製作所」と提携

電子電気科の課題研究チームが松浦器械製作所と連携し課題研究を行うことになりました。内容は「ファブリケーション機器の疑似開発と実機製作」です。課題解決に向けて取り組んでいます。

DXハイスクール 新規3Dプリンタを導入

DX_Roomに新しく3Dプリンタを増設しました。複数台が常設され、各実習室からオンラインでのデータ転送とパーツ製作が可能になる環境が整いました。3DCAD設計からシームレスにプリントできる環境が整いました。

地域協働事業 DXものづくり 新聞閲覧台の製作

課題研究DXものづくりチームが地域協働として新聞閲覧台を製作し、鯖江市立待小学校へ寄贈しました。新聞閲覧台は3DCADにより設計し、表面デザインは産業デザイン科が担当。鯖江市の許可のもと地区のマスコットキャラクター「ちかもんくん」と「レッサーパンダ」をレーザー加工機で刻印し仕上げました。

大阪成蹊大学データサイエンス学部 DX講義

電子電気科・情報工学科のDX課題研究に取り組む生徒たちが合同で、「大阪成蹊大学データサイエンス学部 山西輝也先生」より「DX・データサイエンスについて」オンライン講義を受けました。自分たちの課題研究についてアドバイスをいただき、研究に弾みをつけました。

一般財団法人 北陸電気保安協会による国家資格指導

電子電気科2年生が国家資格「第3種電気主任技術者試験」受験のため、北陸電気保安協会より試験対策講義をオンラインで受講しました。本校の新しい試みの一つで、試験合格に向けて継続していきます。

DXハイスクールとは?

主な取組

オンライン連携
企業・大学による技術指導

企業や大学と連携し、高度技術者による技術指導や講義、高度資格取得の指導などをオンラインで行う学習体制を確立します。
実績として大阪成蹊大学データサイエンス学部様・一般財団法人北陸電気保安協会様より遠隔講義を受講しています。

企業連携
株式会社松浦機械製作所
3Dプリンタ機器製作

電子電気科と株式会社松浦器械製作所が連携しファブリケーション機器の疑似開発に取り組みます。
3Dプリンタのゼロベース設計と組み立てを行い、プロユースレベルの機器組立に挑戦します。

企業連携
電気工事工業組合青年部
ものづくりコンテスト

電子電気科と電気工事工業組合青年部が連携し、ものづくりコンテスト電気工事部門に挑戦します。
3Dプリンタを使った治具製作や、作業工程のデータ化などを利用し、コンテスト入賞を目指します。

プログラミングコンテスト
ロボットコンテスト

工業学科の各種コンテストに参加します。デジタル技術を活用し、3DプリンタやCAD設計、プログラミングを大いに活用し、大会での入賞を目指します。

高度情報機器室「DX_Room」

3DプリンタやLiDARスキャナ、3Dカメラ、最新の高性能PCやVRゴーグルを常設した機器室で、企画からデジタルデータの製作、パーツの製作、発表までを支援します。

育成する生徒像

創造性と主体性

新たな価値を自ら見いだし、挑戦し続けられる生徒

地域貢献マインド

地域社会の課題発見・解決に積極的に関われる生徒

デジタル活用力

先端のITツールやデータを使いこなし、未来を切り拓く生徒

取組による効果

DX人材育成

社会変革を牽引するデジタル人材が誕生することへの期待

地域の未来創造

地域のDX推進を支え、持続可能な地域活性化を実現する社会人

進路選択の多様化

幅広い進路選択を可能にし、企業大学から求められる人材の輩出